こんにちは。デイサービスの中野です。
色彩溢れる紅葉の美しさに心が弾む今日この頃、初雪の便りも
聞かれるようになりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
もうすっかり秋ですね。秋の味覚と言えば柿もその1つです。
オーチャードの西側の花壇には柿の木があります。
渋柿ではありますが毎年多く実をつけます。
渋柿ということもあり毎年収穫しないため、自然に落ちてしまったり
鳥に食べられてしまいます。
今年は例年以上に沢山実をつけたので、何とかしたいという思いから
デイサービスのレクとして、干し柿作りに挑戦する事に致しました。
昔、日本には渋柿しかなかったようで、人々が知恵を絞り、天日干しで渋を抜く方法を見つけ、
美味しく食べられるように工夫して作ったことで、干し柿が広がっていったようです。
干し柿は、食物繊維等、栄養素が凝縮され昔のおやつや二日酔い防止、保存食として
昔から親しまれているそうですよ。
早速、利用者様と干し柿作りを始めると、最初は手探りで行っていたものの、
作っていくうちに手慣れた様子が見られ、皮をむき、湯通しされ、紐に綺麗に結ぶ作業を
皆様で協力しながら手分けして行っておりました。
出来上がった沢山の干し柿をデイサービスの日の当たるベランダに干すと
秋の情緒溢れる光景に皆様ほっこりされ、「秋だね」「懐かしいね」「上手くできるといいね」
と昔の話に花を咲かせておりました。
今後も、季節を感じて頂けるよう、昔の人々が知恵を絞ってできた
風習や技術を守っていき、受け継いでいけるよう、レク活動に取り入れ
継承していきたいと思います。
干し柿の収穫が待ち遠しい毎日です。
実り多き秋、深まりゆく秋を満喫しましょう。



